2008年09月06日

<雇用動向調査>入職率、14年ぶり離職率を上回る…07年

毎日新聞のWEBニュースに、「<雇用動向調査>入職率、14年ぶり離職率を上回る…07年」という記事が出ていました。


新たに仕事に就いた人の割合(入職率)が、仕事を辞めた人の割合(離職率)を14年ぶりに上回ったということが厚生労働省の調査でわかり、5日公表したということです。


昔と違って、今は正社員での就職が難しくなっています。
雇う側としては、将来の戦力になるかどうか分からない若者を、下方硬直的に正社員雇用するということは中小企業経営者としては非常に不安があります。このことは、自分が事業主になって初めて、実感として分かりました。


一方、雇われる立場の人たちは、自分自身の価値をお金で評価して欲しいと思うでしょう。自然なことではあります。


ところが、ひとつ気をつけて欲しいのは、貨幣的な評価にこだわりすぎると、将来転職などをする場合にプラスに作用しないことが多々あるということです。


つまり、自分の将来への投資だと思って、将来のためにプラスになるように仕事を選び、精進する方が長い目で見れば得だと、私は思います。


その点、職人や美容師さんの世界ではそれが当たり前で、雇われる人の意識が「修行」を自覚しています。
(時には例外もあるでしょうが)
昔の「丁稚(でっち)奉公」みたいなものです。

私の友人に大工の親方がいます。
彼は、中学を卒業して大工の道に入り、一生懸命修行して芽を出し、今では20人以上の子方を持つ建設会社の社長です。
社長になった今でも、彼は現場の仕事が好きなんですね。
それは管理・監督ではなく、自分自身が物を作る仕事が。
「任せるからいいもの作ってよ」と頼むと、忙しい合間の時間を見つけて、自分自身が精巧なプラモデルを作るように、現場を作ってくれるんです。


仕事なので楽しいことばかりではないでしょうが、自分から仕事に対して心を開いて取り組めば、きっと面白くなってくるのではないでしょうか?

雇用環境の問題もいろいろありますが、どのような仕事でも向上心を持って取り組めば、きっと新しい何かが見えてくるでしょう。
これから就職・転職する皆さん、がんばってください。


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Posted by 三浦織江 at 17:23│Comments(0)世の中のこと
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